楽天市場広告(純広告)の簡易的な効果測定をする方法~LP用ページの作成~
楽天の広告はとにかく高いイメージがあります。
高くてもそれに見合った成果が得られるのであれば特に問題はないのですが、クリック数やコンバージョン数が把握できないので(楽天からデータが一切公表されないため)、効果測定をしたくてもできないのです。
クリック数はECコンサルタント、もしくは広告アドバイザーに聞けば教えてくれる場合もありますが、コンバージョン数は教えてもらえません。
効果測定ができない広告は非常に判断が難しいですよね。
今回はそんな楽天内広告の効果測定について考えます。
[記事内広告(GA)]
通常のページとは別に広告用のページを作る
早速ですが、私が実際に使っている方法をご紹介しましょう。
楽天ではシーズンごとの特集ページ(バレンタインデーや母の日などの特集)の広告枠を購入していましたが、金額が高額であったため、何とかして効果測定をしたいと考えていました。
数年前にアクセス分析にトラッキング機能がついたので、それを利用してコンバージョン数を把握することにしました。
広告のLP(ランディングページ)は、それまでは自店舗の特集ページにしていたのですが、広告用に特集ページと全く同じ内容でコピーページを作り、そちらに飛ばすようにしました。
その際に広告経由のコンバージョン数を把握するために重要な点が2点あります。
一つは広告用のコピーページは自店舗のいかなるページからもリンクさせないということ。
店舗内のリンクは、コピーページの基となる特集ページ、いわば原本の方に集めればいいのです。
これでコピーページには広告経由からのアクセスのみを集めることができます。
次に重要な点は、コピーページは楽天GOLDのhtmlで構築するのではなく、必ずカテゴリーページで作成するということです。
GOLDで作成したhtmlページに関しては、楽天が提供しているアクセス分析では数値が取れないからです。
カテゴリーとして特集ページを作成すれば、トラッキングにも反映されます。
その際は原本のページと判別できるように違う名前をつけてくださいね。
ここまでくればあとはお分かりになるかと思います。
広告掲載期間のトラッキングの中からコンバージョンがついている(決済に至った)ユーザーを追い、コピーページを踏んでいるものがあれば広告経由で売れたものです。
私は実際にこの方法を試したところ、広告経由のコンバージョン数が思っていた以上に少なかったため、翌年の特集広告の購入を見送りました。
結果、売上額は落ちましたが、広告費を抑えられた分、利益額としては前年よりも増えました。
今回の例は、LPを特集ページにしていた場合ですが、商品自体に飛ばしたい時は、商品ページ自体をコピーするというのも一つの手だと思います。
そうするとレビューは引き継げないので成約率に若干の差が出るかもしれませんが、iframeなどで原本のレビューを商品ページ内に表示させてあげれば良いでしょう。
楽天内の広告は少しの工夫で費用対効果を改善できる
ちなみに、最近では楽天内の広告の効果測定ができるツールを提供している企業もあります。
ad Robot(アドロボ)
このサービスに関しては私自身試したことがないのでなんとも言えませんが、月々の使用料と照らし合わせて支払う価値があると思った方は導入してもいいのではないでしょうか。
その際は、私にもコッソリと使い勝手などを教えてくださいね!
広告は一度購入してしまうと、止めるという判断を下すことが難しいですが、こうやって少しずつ試してみて、結果が好ましくないものは切り捨てることも重要です。
費用対効果を向上させられると結果として手元に利益が残ります。
楽天の売り上げ偏重主義に引きずられることなく、利益の最大化を目指していきましょう。