サーチワード広告とCPC広告の表示順変更による悪影響とは
楽天内のキーワード連動型広告は、期間指定型のサーチワード広告とクリック課金型のCPC広告(PPC広告)の2つに分けられます。
楽天サーチの検索結果画面では最大5つの広告枠を設けており、今まではサーチワード広告が上位に表示されCPC広告がその下に表示されていました。
しかし、1か月ほど前からその表示順がシャッフルされるようになりました。
これが意味することとは…
[記事内広告(GA)]
表示順が変わることの影響は大きい
私が考える結果から言ってしまうと、『これからますます広告のクリック率が落ちる』ということです。
なぜクリック率が落ちてしまうのか。
楽天でお買い物をする方なら経験があるかと思いますが、楽天サーチの検索結果画面に出てくる広告はクリックしないという人は多いはずです。
その一番の理由は、自分が探している商品とあまり関連がない広告が表示されるからだと思います。
また、広告をクリックしても、お店のカテゴリーやトップページに飛ばされ、そこから自分の欲しい商品を探さなくてはいけなくなり二度手間になるからです。
サーチワード広告には、部分一致という購入方法があるため、ビッグキーワードから複合ワードなどのスモールワードまで、一律で同じ広告文が表示されることになります。
例えば、あなたがサーチワード広告で「クリスマス」というキーワードを部分一致で購入したとしましょう。
クリスマスと言えばケーキ!ということで、クリスマスケーキをアピールする広告文を登録します。
しかし、楽天ユーザーの中には子供へのプレゼントを探している人もいれば、クリスマスツリーを探している人もいます。
「クリスマス プレゼント」や「クリスマス ツリー」というキーワードで探している人にも部分一致のケーキの広告は出てしまうのです。
これは避けたいですよね。
それでは広告の飛び先を自店のクリスマス特集ページに変更したらどうなるでしょうか?
お客さんはお店の中でも目的の商品を探さないといけなくなりますよね。
こういったこともあり、最近ではお客さんも楽天サーチの仕組みを直感的に理解して、サーチワード広告をクリックしなくなってきているのです。
出稿するキーワードなどの再検討・再精査が重要
今まではサーチワード広告とCPC広告が分けられていたので、CPC広告でもそこそこのクリック率を出せていましたが、これからはシャッフルされて一覧で表示されるので、お客さんから敬遠される傾向は強くなるように感じます。
今後もこのシャッフル表示が続くかどうかはわかりませんが、お店側も工夫して広告を出稿しないと、効果が出ない厳しい状況が待ち受けています。
ぜひともあなたのお店でも、出稿する広告の再検討・再精査をしてみてください。