楽天CPC広告の費用対効果を飛躍的に向上させる方法~除外キーワードの設定~
楽天のCPC広告を活用していると、クリック単価の高さに苦労すると同時に、「自動キーワード」設定による意図しないキーワードへの出稿がパフォーマンスを大きく下げる要因となります。
しかも、意図しないキーワードと商品の関連性がほとんどなくてもクリックされてしまうので、無駄な広告費を払うはめになります。
(個人的にはこの関連性のない商品がクリックされる現象には、楽天か業者の関わりを感じざるを得ないですが…)
逆に自動キーワード設定をしないと、基本的には「追加キーワード」で自身が出したいキーワードを設定することになるのですが、その際のクリック単価は100円からになります。
そのため、ただでさえ割高なイメージのあるCPC広告は金食い虫の烙印を押され、敬遠される傾向が強いと思います。
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「除外キーワード」を有効活用すれば費用対効果は上がる!
しかし、そんな嫌われ者のCPC広告も上手に活用すれば、十分なリターンをもたらしてくれる頼もしい存在になります。
そのために絶対に欠かせない施策が「除外キーワード」の設定なのです。
ご存知の方には当たり前の内容かもしれませんが、驚くことに多くの店長さんが除外キーワードの存在を知らず、知っていても活用していないという方もいました。非常にもったいない!
これを設定するだけで、クリック数が多い割には転換率の低いビッグキーワードなどを除外することができるのです。
自動キーワード設定は、その商品が属しているカテゴリー名なども関連ワードとして引っ張ってきてしまうので、これを外せるだけでも飛躍的に費用対効果を上げることができます。
しかも喜ばしいことに、1か月ほど前から、この除外キーワードの設定数が5枠から20枠に拡大されたのです!
今までは5枠のなかで上手くやりくりをしなければいけなかったのですが、20枠あれば無駄なキーワードを大多数除外することができます。
例えばあなたが「バスローブ」を扱っていて、CPC広告を出したとしましょう。
自動キーワード設定で「ナイトウエア」というキーワードに出稿されてしまっているとすると、ちょっとターゲットが違うなと感じますよね。(バスローブの親カテゴリーはナイトウエア・ルームウエアです)
そんな時には除外キーワードに「ナイトウエア」を入れればいいのです。
一つ注意しないといけないのが、楽天では「ナイトウエア」と「ナイトウェア」は別のワードとして判定されるということです。
完全に除外したい場合は「ナイトウエア」「ナイトウェア」「ナイトウエアー」「ナイトウェアー」という4つものキーワードを登録しないといけません。
だから除外キーワードが5つだと全然足りなかったのです…
ちなみに除外すべきキーワードは、アクセス分析の「検索キーワード」を参照して、自店の商品にはマッチしないキーワードが含まれていたらすぐに登録するようにしましょう。
キーワードの選定は習慣にすべし
以上のように、CPC広告を運用する上で除外キーワードの設定は必要不可欠になってきます。
初めは面倒に感じるかもしませんが、ある程度傾向が掴めたら、除外するキーワードをカテゴリーごとに一律にしてしまい、CPC広告に新規のグループを追加する際は機械的に登録してしまえばいいかと思います。
ただし、その際もアクセス分析でおかしなキーワードが含まれていないか確認する癖はつけてくださいね。