押さえておくべき楽天内SEO対策の基本その3~目的を決めてキーワードを選定~
今回も楽天内SEO対策のコツをお伝えします。
ただし、今回は少しだけ上級編と言ったところでしょうか。
注意深く読んでください。
押さえておくべき楽天内SEO対策の基本その1でお伝えした、
商品名に色々なキーワードを入れるという手法。
この方法がSEO対策上、有効であるのは間違いありません。
ただ、今日はあえてこの手法を否定してみましょう。
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キーワードの選択と集中を考える
今回も適当な例を一つ挙げて…
例えば、あなたが『みかん』を扱っているお店だったとします。
私がお話した手法を実直に行っている方なら、商品登録をする際に、できるだけ多くのキーワードを商品名やキャッチコピーに入れるでしょう。
【送料無料】とってもあまい温州みかん1kg(ミカン・蜜柑)【あす楽対応商品】 ・・・
さぁ、これで完成!
・・・でしょうか?
いやいや。
なかなか時間が取れない方も多いでしょうが、自分の商品が何番目に表示されているか把握する習慣は身に付けた方が良いです。
(詳細な順位などは調べなくていい、むしろ調べられないはずです。だいたいこんな順位、という感じで。)
今回は簡潔にするために、こんな順位だったと仮定しましょう。
「みかん」 → 6ページ目
「ミカン」 → 4ページ目
「蜜柑」 → 2ページ目
次に、商品名を以下のように少し変えてみる。
【送料無料】温州蜜柑1kg【あす楽対応商品】
これによって順位がこうなった、としましょう。
「みかん」 → 表示されず
「ミカン」 → 表示されず
「蜜柑」 → 1ページ目
この結果、あなたはどのように思いますか?
当然、「蜜柑」というワードよりも「みかん」「ミカン」で検索される機会は多いはずです。
しかしながら、検索順位が3ページ目以下なんて、見られることが極端に少ない。
だったらこんなワードを見限って、上位に表示される可能性のあるワードで対策をするのもいいのではないでしょうか。
何が言いたいかというと、機械的に、そしてただ闇雲にキーワードを入れ込んでいくことがSEO対策なのではない、ということ。
それぞれの商品の特徴や競合商品の特徴を考えて、最大限効果が出るようすることが、楽天内SEO対策の真の目的であるはずだと思うんです。
今回は例として、商品名からキーワードを減らしたことによって検索順位が上がったと仮定しましたが、逆の場合だって当然あるはずです。
大切なことは、それぞれの商品に対して目的を持たせ、メンテナンスを怠らないということなのです。
例えば・・・
◆ この商品は転換率がとても高いから、表示順位の低いビッッグワードは捨てて、ミドルワード、スモールワードで検索してきた人を確実に捕まえるようにしよう!
◆ この商品は競合と比較しても価格面で優位に立っている。
だから安い順で並べられた時になるべく多くのワードで表示するために、とにかく多くのキーワードを入れておこう!
◆ この商品とこの商品はサイズが違うだけで、基本的には同じ商品。全く同じ商品名にして一部のターゲットに絞るか、違う商品名にして幅広いターゲットを対象にしようか・・・
などなど。
戦い方というものは数多く存在するのです。
楽天内SEO対策には戦略性も必要と心得よ
小手先のテクニックも大事だということはよくわかりますが、そればかり追っていてもアルゴリズムが変わってしまうと何も残りません。
そうではなくて、SEO対策というものをもっと戦略的に捉えることが一番重要なんだ、と理解していただけると幸いです。