楽天SEO&売上アップ研究会

SEO対策や広告を活用して売上を上げつつ、インターネット通販でしっかりと利益を確保する方法を研究します。

楽天店舗の外部SEO対策虎の巻~楽天のモール外からお客さんを獲得する方法~

楽天出店者を悩ますのは、楽天内のSEO対策だけではありません。

GoogleやYahoo!のサーチエンジンに対するSEO対策(ここでは外部SEO対策と呼びます)をするかどうかの判断は、多くの店長さんが悩んでいる部分だと思います。

確かにGoogleやYahoo!で検索した際に、自店舗で取り扱う商品に関連するキーワードで上位を取れれば売上は大きく伸びます。
しかし、競合店の動向や現在のサーチエンジンのアルゴリズムを考えると、簡単なことではありません。

今回はそんなモール外の外部SEO対策を考えていきましょう。


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楽天店舗の外部SEO対策は至難の業

結果から言ってしまうと、楽天店舗のモール外SEO対策をやろうとするのは、かなり難しいことです。

まず、現在のGoogleのアルゴリズムを見てみると、同一ドメインが検索結果に複数表示されないようになっています。
その上限数は2つであったり、4つであったりと諸説ありますが、今後も同一ドメインの表示数が増える傾向はないと思います。
(楽天やAmazonなどの特定ドメインだけ表示数を増やす、ということをしてくれれば良いのですが…)

つまり、Googleに楽天内に多々ある競合店の中から選んでもらわなければならないのです。
そこでのふるいに残らなければ、店舗ページはindexされることなく、検索結果に表示されることすらなくなります。

そのため、楽天の店舗は独自ドメインのお店よりも格段にSEO対策が難しいのです。

さらにモール外SEO対策をややこしくしているのが、店舗で使用しているドメインの種類です。

楽天で店舗を作ると、www.rakuten.co.jp/○○○○(店舗ID)/というURLと、FTPで管理するwww.rakuten.ne.jp/gold/○○○○(店舗ID)/というURLが付与されます。

商品ページはrakuten.co.jpに紐付いていますが、しっかりと作りこんでいるお店などはトップページをrakuten.ne.jpで作っていることが多いはず。
そうなると、自店舗内にrakutenがらみのドメインが2つあることになり、対策の効果が分散してしまいます。

他にも重複コンテンツの問題など、色々と難しい要因はありますが、ひとまずここで止めましょう。

まずは楽天内のお客さんを集めることに注力すべし

ここまで挙げてきたように、楽天店舗でのモール外SEO対策はハードルが高いです。
多くの施策が無為になる可能性も大いにあります。

やはり楽天店に関しては、楽天市場に来ているお客さんをいかに自店舗に誘導するか、という点に注力するのが一番だと思います。
そもそもモール系の店舗で購入を考えているお客さんと、独自店舗での購入を考えているお客さんでは、購入にいたるまでの行動が若干違います。

楽天店に全てのお客さんを誘導するのではなく、お客さんにあった自社店舗にたどり着けるように導線を用意することが、成功への近道なのではないでしょうか。

結果が出せれば売上を飛躍させるブーストに!

そうは言っても可能性があるのであれば、やはり楽天店でもGoogleやYahoo!の検索上位に表示させたいですよね。

実際に私が関わっているお店(楽天店)でも、サーチエンジンにindexされて検索結果の上位に表示されているお店はあります。
独自店舗よりもアルゴリズムの変動の影響を受けやすいので、なかなか順位は安定していませんが、ビッグワードの1ページ目に表示されただけで売上が普段の1.5倍以上になったりします。

ただ、この店舗に関してはそこそこ長い期間楽天に出店しているので、競合店よりは有利な状況ということもありますし、具体的な対策無しで勝ち続ける(サーチエンジンに自店舗を表示させるという意味で)のはおそらく難しいでしょう。

SEO対策にお金をかけられるお店であれば、社内でSEO対策専用のコンテンツ部隊を用意したり、SEO業者に依頼するなど、しっかりとした対策をして、まずは楽天内の競合に勝てるようにしましょう。

SEO対策をする・しないは別にして、自店舗が様々なキーワードで何位に表示されているか確認することが重要です。
無料の検索順位チェックツールは色々とありますので、まずは自分のお店が何位に表示されているか、確認する習慣をつけましょう。
検索順位チェックツール

トップページではなく、各商品ページをスモールワードでSEO対策する

私の店舗で以前から実験をしている手法があるのですが、それは店舗のトップページに対するビッグワードのSEO対策ではなく、各商品ページに対する複合キーワード、いわゆるミドル・スモールワードでのSEO対策です。

例えば、ルイボスティーがお店の主力商品だった場合、店舗のトップページを「ルイボスティー」というキーワードで対策をするのではなく、売れているルイボスティーの商品ページ(item.rakuten.co.jp/○○○○/□□□□というURL)に対して、「ルイボスティー 楽天」や「ルイボスティー 通販」というキーワードで対策をするということです。

「ルイボスティー 楽天」や「ルイボスティー 通販」というキーワードであれば、「ルイボスティー」というキーワードよりも競合は少なくなりますし、「楽天」や「通販」とセットの複合キーワードで検索するユーザーは、圧倒的に購入意欲が高いので、自店舗の商品ページが上手く上位表示されれば、売上に直結するのです。

もちろん、こうした各商品ページのSEO対策も簡単ではありませんが、トップページをビッグキーワードで対策をするよりも、小予算で効率的に結果を残すことができるはずです。

モール内対策とモール外対策でお店は強くなる

こうした努力の積み重ねによって、様々な状況変化に強いお店を作ることができるのです。

まず何よりも楽天モール内SEO対策が重要なのは言うまでもありませんが、突然のアルゴリズム変更などで、今まで上位表示できていた商品が検索結果に上がらなくなってしまったらどうなるでしょうか?
モールの外からもお客さんを呼び込むことが出来ていれば、そのリスクを最小限に抑えることができますよね。

ライバル店との差を生み出すのは、こうした多角的な対策だと私は思います。

 - 楽天バイブル

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