押さえておくべき楽天内SEO対策の基本その5~売れ筋商品の選択と集中~
楽天SEOで検索順位を大きく左右する要素の一つが、商品の売り上げです。
考えてみれば当たり前のことですが、楽天にとっても売れる商品を上位に表示した方が楽天市場全体の売上高は伸びるということです。
そのため、楽天では良く売れる商品があると、SEO的にも有利になり、ランキングにも乗るようになり、レビューも多く集まり…
といった具合に、良いスパイラルが起こります。
一方、売れない商品はいつまでたっても検索に引っかからず、レビューも集まらず、お客さんに認知されず…
といったことになりかねません。
今回は楽天SEO対策をする上で、有効になる商品展開を考えましょう。
[記事内広告(GA)]
楽天内では売れる商品が売れる仕組み
まずはSEO上で重要視される「売上」についてお話ししましょう。
一言で売上と言っても、どの時点での売上高のことを指しているのでしょうか。
・直近1時間?
・直近1週間?
・直近1か月?
・直近1年間?
もちろんどの要素も影響していると思いますが、楽天側のアルゴリズムによってその時その時で重要度が変わっているように見受けられます。
以前アルゴリズムが変わった際に、直近1か月の売上がかなり重要視されるような設定になったことがありました。
当時私が書いていたブログでは、早い段階でアルゴリズムの再調整が行われると予想しましたが…(http://ameblo.jp/rakuten-seo/entry-11622200684.html)
案の定、前月の売上高の偏重傾向はなくなりました。(予想が的中したのでちょっと嬉しいです!)
それでは、今重要視されているのはどこかと言うと、比較的近い期間内での売上だと思います。
今まさに売れている商品が上位に来るというのは非常に合理的ですし、売り時を逃さないので楽天にとっても店子にとっても良いことだと思います。
ただ、これもアルゴリズムの変更次第で傾向が変わるものなので、常に当てはまるものではないということを頭に入れておいてください。
自店舗の主力商品・売れ筋商品を徹底的に伸ばす
さて、「売上」というと出店直後は競合店と比較してレビュー数とともに不利になってしまう要因ですが、自店舗の商品の売上を伸ばして検索順位も上げるにはどのようにすればいいのでしょうか?
私が新規店舗にかかわる時は、商品の絞り込みをして売上が数点の商品に集中するように、ラインナップからサイトの導線まで構築します。
お店をやっていると、つい全ての商品に愛情が湧いてしまい、売れない商品があると、どうにか売れるように努力・工夫する店長さんは多いです。
ですが、これはちょっと良くない傾向です。
もちろん、商品が売れるように努力・工夫をするのは良いことなのですが、楽天で戦っていくには力のかけ方が間違っています。
楽天では、とにかく「売れる商品を売る」ということに尽きるかと思います。
始めに書いたように、売れる商品があれば検索にも引っかかるし、ランキングにも乗る、そんな集客の要になる商品になってくれます。
例を挙げましょう。
全商品が3~4ページ目あたりにしか出ないお店と、1つの商品が1ページ目の上位に出て、あとの商品は10ページ目以降というお店。
どちらのお店にお客さんが多く来るでしょうか?
おそらく後者でしょうね。
残念ながらお客さんはなかなか2ページ目以降は見ないです。
一度お店に引っ張ってこれれば、店舗内を回遊してくれる可能性は高いですし、そういった意味でも客寄せパンダは必要なのです。
店舗内の導線を見直して特定商品にアクセスを集中させる
商品の売上をコントロールするのは非常に難しいことですが、できることは色々とあるはずです。
例えばサイドメニューやレコメンドで特定商品へのリンクを必ず張るようにしたり、レビュー記載をしてくれた場合に特典を付けるなど、工夫をすればそれが結果として現れてきます。
あなたのお店でもお客さんを引っ張ってこれる商品を用意し育てることができれば、楽天内SEOにおいて大きな武器になることは間違いありません。