楽天SEO&売上アップ研究会

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楽天アフィリエイトの料率設定変更はハイリスク・ローリターン

出店したての店長さんからの相談でよくあるのが「楽天アフィリエイトの料率は高くした方がいいの?」という疑問。

アフィリエイト経由の売り上げが大きいので、料率を上げればもっとアフィリエイターが紹介してくれて、売り上げもさらに伸びるのではないか、と思うのは当然です。

先に言いますが、アフィリエイトの料率を高くするのはやめておいた方が良いでしょう。結果的に楽天を儲けさせるだけになります。

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楽天アフィリエイトの仕組みはブラックボックスそのもの

実はこの楽天アフィリエイト経由の売り上げというのが、非常に厄介な存在なのです。

楽天七不思議の一つとも言われていますが、毎月狙ったように売り上げの3割程度がアフィリエイト経由になっており、実際にどこから売れたかもわからないので、店子は楽天に不明瞭なアフィリエイト報酬を支払うことになるのです。

しかも、他店のアフィリエイトリンクを踏んだお客さんが自店で買った場合も、アフィリエイト経由の売り上げに計上されるので、報酬を支払う必要があります。ちょっと納得がいかないですね。

ちなみにこのパターンで売れた場合も、変更したアフィリエイト料率分の報酬を支払うことになります。

こういった場合は、成約に至った要因がアフィリエイト料率を上げたことに何ら関係がないので、無駄な報酬額を払ったとも言えるでしょう。

次に、アフィリエイター側の事情を考えてみます。

楽天のアフィリエイトの主流と言えば、「モーションウィジェット」というツールです。

これは、過去にユーザーがチェックした商品や掲載されているページに関連のある商品がリスト形式で表示されるものです。

以下のようなツールをあなたも見たことがあるのではないでしょうか?

このモーションウィジェットは転換率が良いため、楽天のアフィリエイターは積極的に導入しています。

つまり、現在では個別の商品や個別の店舗にアフィリエイトリンクで飛ばすことが断然少なくなっているのです。

そうなると、アフィリエイト料率を上げることがあまり意味をなさないということを理解していただけるのではないでしょうか。

効果的ではない支出は減らして利益を確保すべし

私も過去にはアフィリエイトの料率を上げて、売り上げが伸びるのか実験をしてみたことがあります。

結果はあまり効果があったとは言えず、ただ単にアフィリエイト報酬の支払い額が増えただけでした。

楽天からアフィリエイト経由の売り上げの経路などが情報開示されれば、もう少し有効活用できるのかもしれませんが、現時点では負担が大きく実入りの小さい施策にしかなりえませんね。

残念な限りです。

 - 楽天バイブル

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